美と速度、その思想は公道へ。
ブラフシューペリア AMB 002 ロードスター
AMB 001、そしてAMB 001 PRO。アストンマーティンとブラフシューペリアが築いてきたAMBシリーズ。2019年に誕生したAMB 001、2022年に発表されたAMB 001 PROがサーキットという純粋な速度の世界を舞台としていたのに対し、AMB 002 ロードスターは、その思想を初めて公道へと解き放ちます。公道を走る歓びのために生まれた、完全新設計のロードスター。流麗な造形、凝縮されたプロポーション、軽量な車体。そして、ライダーの意思に鋭く応えるエンジニアリング。 アストンマーティンが描くデザインと、ブラフシューペリアが培ってきた独創の技術。その2つが、公道という新たな舞台でひとつになります。
AMB 002の姿を形づくるのは、流麗なライン、凝縮されたプロポーション、そして精密に造形されたカーボンファイバー。ライダーを中心に据えたスポーツバイクとして、必要なものだけを研ぎ澄ませながら、そのフォルムには静止している瞬間でさえ前方へと走り出そうとする躍動感が宿ります。アストンマーチン デザインスタジオの思想は、AMB 002を形づくるあらゆる曲線とディテールに表れています。とりわけ印象的なのが、カーボンファイバー製フューエルタンクからサイドフェアリングへと続く造形。その表面は、歳月に磨かれた小石を思わせる、穏やかで滑らかな曲線を描きます。その流れは途切れることなく続き、ライダーが身を伏せた瞬間、その身体に寄り添うように立ち上がります。滑らかなボディサイドには、三日月を思わせるエアスリットが、美しいアクセントとして刻まれています。その内側を抜ける空気はエンジンの冷却を助けながら、車体まわりの空気の流れを整えます。機能を求めて生まれたその形は、AMB 002の造形の中で、ひとつの美しさへと姿を変えます。低く構えたミラーを支えるのは、細く軽やかなワイヤーデザインのアーム。その繊細な造形にも、AMB 002が追求する軽量性への思想が表れています。そして、その洗練されたフォルムには、アストンマーティンのデザインDNAが随所に息づいています。アストンマーティンを象徴するサイドストレーキと呼ばれる意匠は、AMB 002のために新たな解釈を与えられ、サイドフェアリングを貫きながら前方へと伸び、ヘッドライトを包み込むように連なります。ツイン オーバル エキゾーストに施されたリブ状のヒートシンクは、ヴァンキッシュ、DB12 S、DBX Sに見られるエキゾーストフィニッシャーを想起させるディテール。リアに連なるライトブレードには、ヴァルカン、ヴァルキリー、ヴァルハラといったアストンマーティンのハイパーカーへと通じる意匠が受け継がれています。アストンマーティンが磨き上げてきた美意識とクラフトマンシップは、モーターサイクルという新たなかたちへと姿を変え、AMB 002の細部に息づいています。
AMB 002に搭載されるのは、完全新設計となる1,083cc 水冷4ストローク V型2気筒エンジン。最高出力130bhp、最大トルク110Nmを発揮し、低回転域から中回転域では力強いトルクを生み出しながら、その先では滑らかに、そして刺激的に回転を重ねていきます。絶対的な数値だけを追うのではなく、スロットルを開けるたびに力が自然に立ち上がり、ライダーの意思と呼応する。その一瞬一瞬を、歓びへと変えるために仕立てられたパワーユニットです。エンジンの設計、機械加工、組み立てはすべて、フランス トゥールズに構えるブラフシューペリア工房で行われます。エンジンケースは無垢の素材からCNC加工によって削り出され、軽量化と構造効率を追求。航空宇宙産業の街として知られるトゥールズ。その地で磨かれてきた高度な加工技術と素材への知見が、AMB 002の精密なエンジニアリングを支えています。新開発のV型2気筒エンジンを支えるのは、ブラフシューペリア独自のバックボーン アーキテクチャによるチタン製フレーム。ひと塊のチタン材から削り出されたその構造体は、車体を貫く脊椎として機能しながら、重量はわずか5kg。極限まで削ぎ落とされた軽さが、AMB 002に理想的な50:50の前後重量配分をもたらします。さらに、カーボンファイバー製ボディパネルとフューエルタンクによって重心を低く保ち、車体質量を中心へと集約。完成した車輌重量は190kg。低回転域から豊かに湧き上がるトルクと軽量な車体がひとつになることで、力強さと俊敏性を高い次元で両立しています。
ブラフシューペリアを象徴するダブルウイッシュボーン式フィオールタイプフォークを独自に改良して装着。一般的なテレスコピックフォークとは異なり、止まることなく進化を続けるそのシステムはステアリングとブレーキングによって生じる力を分離しながら、フロントジオメトリーを精密にコントロールする独自の構造です。AMB 001 PROで培われたシステムをさらに進化させることで、鋭いステアリングレスポンスと、高速コーナリングにおける揺るぎない安定性を両立。Fior タイプフォークが持つアンチダイブ特性は、強いブレーキング時にも車体姿勢の変化を抑え、特に車体を傾けた状態での制動においてその真価を発揮します。このシステムは同時に車体デザインにおいても他のブランドとは一線を画す車体全体に統一感を与えるフロント部の造形はラフシューペリア独自のスタイルの構築にも大きな役割を果たしています。軽さ、剛性、重量配分、そして独創のサスペンション。ひとつひとつの技術は、ライダーの意思を余すことなく路面へと伝えるために存在します。AMB 002が求めたのは、ただ速いことではなく、操るたびに感覚が研ぎ澄まされていくこと。その精密さと昂揚感こそが、このロードスターの本質です。
AMB 002が追い求めたのは、速さだけではありません。アップライトなライディングポジションと、遮るもののない広い視界。軽量な車体、豊かなトルク、そして精密なステアリングがひとつになることで、ライダーとマシンの間に、より直接的な一体感を生み出します。ブラフシューペリア 代表 ティエリー アンリエット氏がその感覚を例えたのは、軽く、精密な刃とひとつになるような感覚。鋭く研ぎ澄まされながらも、ライダーの意思には自然に呼応する。視線を向けた先へと軽やかに姿勢を変え、路面の上を滑空するかのように駆け抜けていきます。視覚から伝わる緊張感と、走らせた瞬間に感じる軽快さ。その2つが重なり合うことで、AMB 002ならではのロードスター体験が生まれます。そして、その特別な体験を支えるのが、素材と製造への妥協のない姿勢です。カーボンファイバー、チタン、削り出された金属、職人の手によって仕立てられるレザー。それぞれの素材は役割を与えられ、ひとつのモーターサイクルへと結ばれていきます。大量生産では到達できない精度とクラフツマンシップを求め、AMB 002は1台ずつ造り上げられます。その生産台数は、世界限定300台。初回デリバリーは2027年第3四半期より開始予定です。
Voices
このモーターサイクルは、そのデザインにおいても、ライディング体験においても、まさに唯一無二の存在です。視覚的な印象と同じほど、その走りも鮮烈です。研ぎ澄まされたこのロードスターは、刺激に満ちた感覚をもたらします。それは、軽く、精密な刃とひとつになったかのような感覚。そして、その身体を前へと押し出すのは、完全新設計による、これまで以上に力強いエンジンです。アップライトなライディングポジションと、完全に遮るもののない視界が組み合わされることで、絶対的な安心感と完全なコントロールのもと、路面の上を滑空しているかのような独自の感覚を生み出します。
Voices
AMB 001、そしてAMB 001 PROという、これまでに生み出された中でも最も特別なサーキット専用モーターサイクルを2台造り上げた後、アストンマーティンの公道用モーターサイクルを実現することは、私たちが長年抱き続けてきた夢でした。これまでのアストンマーティンとブラフシューペリアを形づくってきた大胆なデザイン美学と先駆的なエンジニアリングを融合したAMB 002は、彫刻的で、身体感覚に訴え、そして所有したいという欲求を呼び起こすマシンに対する、私たち共通の情熱を鮮烈に表現しています。モーターサイクルの世界において他に類を見ない、所有する歓びとライディング体験をもたらすでしょう。熱心なモーターサイクリストにとっても、審美眼を持つコレクターにとっても、抗いがたい魅力を持つロードバイクです。
Voices
2つの歴史ある英国ブランドによる野心的な融合として始まったこの取り組みは、ラグジュアリー領域における共同創造を牽引する存在へと成長しました。最初の限定モデルから現在のラインアップへと続く歩みは、ブラフシューペリアの比類なきエンジニアリングと融合することで、アストンマーティンのデザインランゲージが4輪という枠を越えて求められていることを証明しています。このパートナーシップは、象徴的な最初のプロジェクトから始まり、現在では長期的にブランド価値を生み出す確かな取り組みへと進化しています。
| エンジン | |
|---|---|
| エンジン形式 | 1083cc 水冷 DOHC 88°V ツイン 4 ストローク 各気筒 4 バルブ / チェーン+ギア複合カム駆動 |
| 最高出力 | 130 hp |
| 最大トルク | 110 Nm |
| ギアボックス | 6 速 |
| クラッチ | 湿式多板クラッチ(油圧式)APTC スリッパークラッチ搭載 |
| 車体 | |
|---|---|
| フレーム | CNC加工チタン製フレーム(エンジンを構造材として使用)、アルミニウム製リアフレーム |
| フロントサスペンション | CNCアルミ削り出し Fior-タイプフォーク(ツイン三角リンク式) プリロードおよびリバウンド調整機能付きモノショック(トラベル量:100mm) |
| リアサスペンション | CNCアルミ削り出し スイングアーム(エンジン後部支点) プログレッシブリンク式モノショック(プリロード / リバウンド調整、トラベル 124 mm) |
| キャスター / トレール | 21.3° / — |
| フロントブレーキ | φ320 mm ステンレスディスク × 2 4 ピストンラジアルキャリパー × 2 |
| リアブレーキ | φ230 mm ステンレスディスク × 1 2 ピストンキャリパー × 1 |
| ホイール | 削り出しアルミホイール(10スポーク) |
| フロントタイヤ | 120/70 ZR17 58W(リム幅:3.50″) |
| リアタイヤ | 190/55 ZR17 75W(リム幅:6.00″) |
| 乾燥重量 | 190 kg |
| 限定生産台数 | 300 台 |
| 希望小売価格 (消費税10%込) |
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